インテグラル・フォトグラフィ方式

インテグラル・フォトグラフィ方式は、IP方式とも呼ばれていますが、どのようなものであるのか簡単にご説明いたしましょう。この、波面再生型立体ディスプレイといいますのは、立体映像を同時に複数の観察者に提示することが可能ですし、たとえば、観察する者が、顔をディスプレイ側ではないまったく別方向に向けていたとしましても立体的に見えるという点が、大きな特徴でもあり、素晴らしい部分でもあります。 被写体から出る光の波面を全て取得し、再生することによって、ディスプレイの上で立体映像を映し出すというメカニズムの波面再生型立体ディスプレイです。その中のホログラフィック・ディスプレイと呼ばれる装置や、インテグラル・フォトグラフィを用いたディスプレイというのは、光線の波面を再生することによって、観察する者に視差画像を提示しています。 専門家でないかたには理解しがたいですが、そのような裸眼3Dディスプレイもやがて一般的になる日がくるのかもしれません。光線再生型のディスプレイもいくつかの種類にわけられます。 現在、NHK放送技術研究所でも、この系統の裸眼3Dディスプレイを開発中のようですが、それはどのようなものかと言いますと、屈折率分布レンズを用いたレンズアレイを、水平解像度が8,000万画素程度もあるような高精細カメラで撮影し、それをプロジェクターで別のレンズアレイに投影するというものだそうです。裸眼3Dディスプレイの各種類をご紹介してきていますが、今回もその種類のひとつといたしまして、光線再生型のディスプレイについてお話してみたいと思います。